次世代のインフルエンザワクチン
ブログを御覧の皆様、こんにちは。
このたび、所沢市医師会ホームページを一新し、医師会でブログを立ち上げることになりました。
ここでは医師会が行っている様々な活動を、簡単にご紹介していきたいと思います。
日頃、医師会員がどのような活動をし、市民の皆さんの健康を守っているか、また、どのような息抜きをしているか、などなど、硬軟取り混ぜて随時更新していきたいと思っています。
今回は初回ですので、まず真面目な話題から。
2月17日、少し前の話題ですが、小児科医会主催で下記の講演会がありました。
”次世代ワクチンとしての経鼻インフルエンザワクチン”
”国立感染症研究所 感染病理部 長谷川 英樹先生”
経鼻ワクチンについてはすでに新聞やテレビなどでも報道はされていますが、大変に興味深い内容で、勉強になりました。
いわゆる季節性インフルエンザと鳥インフルエンザの違いから、現行のワクチンの問題点、更に新しいタイプの経鼻ワクチンの有効性などを、非常にわかりやすく教えて頂きました。
経鼻ワクチンとは、鼻づまりの時に使う点鼻薬のようなタイプの薬で、もちろん痛くありません。更に、今のワクチンのような、当たり外れ、が少なく、また、多くのヒトが未知の感染症であるH5N1鳥インフルエンザなどにも対応可能であるとのこと。
季節性インフルエンザと言っても、年間10000人が亡くなるとのことで、決して軽く見ることは出来ません。早期の実用化が待たれるところです。
これからも所沢市医師会、ブログともどもよろしくお願い致します。
文責 さいとう内科クリニック 齋藤拓郎