診療報酬改定
患者様が、医療機関におかかりになって、診療、検査、注射、投薬、手術などをお受けになったときの値段を定めているのが診療報酬です。 診療報酬は2年に一度見直されることになっており、時代に合った制度になっております。 平成28年4月1日はその診療報酬改定の時期に当たります。 診療報酬改定に先立って3月22日医師会保険担当理事から会員、会員施設の職員を対象に診療報酬改定の研修会が行われました。
このたびの診療報酬改定の骨子抜粋は次のようになります。
・かかりつけ医のさらなる評価
・質の高い在宅医療・訪問看護の確保
・医療技術の適正評価 (モノからヒトへ)
・医療従事者の負担軽減・人材確保
・他職種連携の取り組みの評価
・患者様が安心・納得して退院し、早期に住み慣れた地域で療養や生活を継続できるための取り組み
・後発品の使用促進
・緩和ケアーを含む質の高いがん医療
・認知症患者様への適切な医療
などなどです。 団塊の世代の方々が後期高齢者となる2015年に向かって、地域包括ケアーシステムを構築することが最終目標となっております。 ご不明な点、質問などは、どうぞかかりつけの医師にお聞きください。
所沢市医師会 保険担当理事 わかさクリニック 黒河圭介